SPIRIT Information BBS

【講演レポート】「太田哲也の出張授業<夢を実現するために〜チャレンジ>」
2012年小学校第ニ回が行われました。

○日時:11月13日(火)
○場所:東京都・中野区立啓明小学校
○主催:朝日学生新聞社
○共催:出光興産株式会社
○参加者:小学4〜6年 167名(全校生徒294名)


太田先生が、愛車のアルファロメオ159で到着すると、校舎の窓から次々と子どもたちが顔を出し、「かっこいい!!」と歓声があがります。
太田哲也の出張授業<夢を実現するために〜チャレンジ>が、東京都中野区内の小学校にて開催されました。

啓明小学校の特徴は、なんといっても読書!
「ぐりぐら図書館」という、誰もが子どもの頃に読んだ「ぐりとぐら」の作者の方が
認めてくださったという図書館は、とても、とても素敵な空間でした。
休み時間になると子どもたちが自然と図書館に行ったり、親子で同じ本を読んで読書感想文を書いたり、図書館の中も子どもたちが工夫して作ったコーナー紹介などが並んでいます。
当日うかがった関係者たちも、感心してしばらく見入ってしまった程でした。

また、課外活動についても力を入れており、質問コーナーでは、クルマについての質問がたくさんあがりました。
後で校長先生に伺ったら、5年生がちょうどクルマについての勉強を先生から教えてもらったところだったそうで、フェラーリについてや、女の子からクルマの免許の取り方について質問があがるなど、吸収しようとする子どもたちの姿が印象的でした。
また、終了後に「知エネルギーノート」を配ったところ、「サインください」と太田先生に駆け寄って、笑顔をみせる子どもたちがたくさんいました。

この日は、太田先生の担当編集長である、Tipo佐藤さん、マガジンエックス神領さん、オンザロードマガジン西川さん、やくしん編集部の佐々木さんらがいらっしゃり、取材活動をされたり、太田先生と子どもたちのやりとりを聞いて、「子どもたちの純粋さと、太田さんが改めて経験してきたことを感じて敬意を表しました」と言われていました。

〜以下、質問コーナーより〜

太田:みんな、質問は、自分の事でもいいよ。

生徒:どうしてフェラーリがいいんですか?

太田:フェラーリって特別なんですよね。レースっていろいろなメーカーがやっているんだけど、レースで勝つと車が宣伝できて車が売れる。そのためにレースをやっている。フェラーリはもともとエンツォフェラーリさんが作ったレースのチームの名前だったんだけど、レースで勝ちたかったんだ。勝つためにはどうしたらいいかというとお金が必要ですよね、そのためにフェラーリという車を作り始めたんだ。だから同じ自動車メーカーだけど全然成り立ちが違う。そういうフェラーリが大好きで誇りに思う気持ちを持った人たちが会社に入ってくる。だから自分たちのブランドをとても大切に考えている。そういうことで車に魂が宿るというか、かっこいいだけではなくそういう気持ちに僕たちはすごく共感するんだ。だからフェラーリは特別なんだよ。

生徒:太田選手が最初に買った車は?

太田:18歳で免許を取って三菱のギャランGTOという車です。4万円でした。

生徒たち:えー、安い。

太田:安いでしょ?10年たった車で。だからすぐ壊れちゃっうんだ。ドアが開かなくなって、だから窓から降りたりしていた(生徒たち笑)。でもその車が好きでいろいろなところを走って運転を覚えました。自分で修理したり。高い車がいいわけではなく君も安い車でいいよ3万円くらいの免許取ったら勝ってください。」

生徒:フェラーリはレース用のクルマなんですか?

太田:フェラーリは二つあります。レースをやるためのレーシングカーとして。昔に僕が乗っていた耐久レース用のフェラーリもあります。そしてF1用の先のとがったものもレース用です。それとは別のみんなが乗って普通の道を走れる車も作っています。両方ともフェラーリです。

生徒:もし生まれ変わったら?

太田:僕はギタリストになりたいですね。中学の時ロックが好きでかっこよくって。でも残念なことに音痴だったからギタリストになれないかなって。でも後で聞いたら音痴でも楽器が弾ければいいと聞いて失敗した!と思った。だから今度生まれ変わったらギタリストがいいな。君は? あ、サッカー選手か。

生徒:免許はどのくらいで取れるんですか?(女子)

太田:免許は、…何時間ですかね。30時間くらいですかね。試験場に行けば必ず取れるから。ぜひ18で試験を受けてください。レースに関しては試験はないです。ライセンスはレースで活躍すればもらえるので。自分の実績によってライセンスの格が上がっていくんです。


【講演を終えて〜校長先生談話】

子どもたちにとって夢を実現するためのお話を具体的に太田先生から教えてもらったことで、身近なものとして捉えることができたと思います。事前に教師からクルマについて教えてもらったり、太田先生の愛車のアルファロメオについてどんな車なのかミニカーを持ってきたりしていました。また、私が驚いたのは、いつもはやんちゃで野球が大好きな生徒が、太田先生の車を見て、ぼそっと「この車のこと本で調べてみたい」と言ったことでした。普段は他のことに興味を示すことがなかったので、驚きました。それぞれの生徒にとって、振り返っていろいろ考えるきっかけを与えていただきました。 (文/隠岐麻里奈)





〜生徒たちから感想が届きました!〜

【4年生】
太田さんの話を聞いて、交通安全には気をつけようと思いました。信号は青になっても注意深く渡ろうと思います。それと、自分の夢が良く分かっていなかったので、これからは何事も諦めずに自分の夢を探していきたいです。もう一度太田さんのお話が聞きたいのでまた来て下さい。

「夢を諦めない」ということが夢の実現につながるということに気づきました。講演を聞いて交通事故にあわないようにもっと気をつけようと思いました。今度、学校の図書館で太田さんの書いた本を借りてみようと思います。排気ガスが苦手だった私ですが、車が少し好きになりました。

「夢を諦めないで努力すれば、夢に近づくことが出来る」と言うことを学びました。夢を諦めてしまうとチャンスがなくなってしまう、それがどんなに悲しいことか良く分かりました。太田さんの乗ってきたクルマ、私も乗ってみたいです。クルマがもっと好きになりました。

【5年生】
太田さんのように夢を持って、かなえるために頑張ったり諦めないことの大切さを教えてもらった。18歳になったら免許とってクルマに乗りたい。「めんどくさい」とよく言っていたので、それはやめようと思った。

僕の夢は、野球選手かレーシングカーに乗って優勝することです。でもレーシングカーに乗って優勝することは諦めていたけど、今回の講演で諦めないということを学び、チャレンジしようと思いました。ありがとうございました。

太田さんの講演を聞き、チャレンジしたいことが増えました。また、めんどくさいと心では思っても口に出してはいけないと学びました。講演を通して、前から興味を持っていたクルマに一層興味がわきました。

【6年生】
自分の夢を大切にして、毎日の生活を一生懸命に過ごすことは、自分だけでなく家族にも喜ばしいことだということが分かりました。将来の夢に向かって一歩一歩進もうと思います。

アマゾンの川の流れのように待つことも大切、諦めないでチャレンジしたら、夢は叶うかもしれない、と学びました。また、太田さんの話を聞いて自分を応援してくれている人や、支えてくれている人は大事な存在だと気づきました。

何か大きな失敗があっても、そこから「これをしよう」「こうしたい」という思いをもち立ち向かっていくことは、これからの人生を生きていく中でもとても大切で、忘れてはならないことだと思いました。夢を見つけてそこに達することが出来るように頑張っていきたいと思います。




---------------------------------------------

講演に来てくださった皆さん、誠にありがとうございました。

もしよろしければ


・コミュニケーションの場所です。どなたでもお気軽にご参加ください。


BBSに感想、ご意見等のメッセージをお残しください。

よろしくお願いいたします。


KEEP ON RACING 事務局


 




©ofiice keep on racing all rights reserved