【講演レポート】「太田哲也の出張授業<夢を実現するために〜チャレンジ>」
2012年中学校第一回が行われました。

○日時：10月22日（月）
○場所：北海道札幌市立北野中学校
○主催：朝日中学生ウィークリー
○共催：出光興産株式会社
○参加者：中学1〜3年　348人＋聴講希望の保護者

　2012年度出張授業第一弾は、北海道札幌市の北野中学校に伺いました。ちょうど日本シリーズの開幕前。出張授業の際に見てもらうドキュメンタリー映像は、栗山監督がテレビのお仕事をされていた際にナビゲーターとして太田さんを取材していたもの。また、日本ハムの二軍監督が太田さんの高校時代の同級生というご縁もあり、タイムリーな話題でも盛り上がりました。

　今回、応募のキッカケは先生から教頭先生に「こういう企画があるので応募してもいいですか？」という話があったとのこと。校長先生は「まさか当たると思いませんでした。これだけの方に来ていただけるということで、最初は3年生だけと思っていましたが、全校生徒と保護者にも聞いてもらおうという企画に変更しました」とおっしゃっていました。また、「夢をかなえるためにどうするか」ではなく、そもそも夢をもつこと自体が難しくなってしまっているという今の時代ならではの悩みを太田さんに先生方が話されているのが印象的でした。

　質問コーナーでは、「太田さんは療養中に夢のなかで事故はなかったという夢をよくみていたと言われていましたが、今でもそういう夢をみますか？」と、質問があがりました。それに対して、太田さんは一瞬考えてから「今はみなくなりました。事故はなかったほうがよかったですか？とよく聞かれるけど、なかったほうがよかったけど、でも、事故からのその療養の過程で気づけたこともたくさんありました。だからこそ、今はもうそういう夢はみなくなったんでしょうね」


【講演を終えて〜校長先生の談話】
「事前に『クラッシュ』『リバース』『生き方ナビ』を読ませてもらいました。まさか、当たるとは思わなかったので本当にありがたいです。サインを頂いた本は、図書館に置かせてもらいます。子供たちは、おとなしいですが、太田先生の話がきちんと伝わっているはず。いま、閉塞感や壁があると感じている子供たちもいると思いますが、今日改めて『0から、今日からスタートをすればいいんだ』という気持ちがもてたら、それは彼らの力になると思います。最悪のことがあっても、どこかで思い出してくれたらと思います」