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【講演レポート】6月15日富士通幹部社員候補者研修にて太田哲也が講演を行いました

○日時:6月15日
○場所:富士通沼津工場内富士フォーラム
○主催:FUJITSUユニバーシティ
○参加者:富士通幹部社員25名
○テーマ:自ら挑戦し、輝き続けるために〜KEEP ON RACING

太田哲也講演風景

 新たに幹部社員となる方々を対象とした3日間に渡る研修期間の初日の夜、太田さんによる特別講演が行われました。テーマにもあるように企画立案の理由は、「想像を絶するような経験をされながら、不屈の精神力で挑戦し続けてこられた太田さんから挑戦する姿を示すことの意味、素晴らしさをお話していただきたい」というものでした。富士通さんでは、「人間力」を社員教育の一環として大事にされています。どうしても仕事そのものに気持ちが向かっていくなかで、「視野を広げる」ことが必要であり、「人間力」を養うことで、部下たちを牽引する力が備わってくるという考えをもっているのだそうです。
 太田さんは講演のなかで、事故について「明治維新のような価値観がガラッと変わる出来事」だと話していました。事故から復活していくなかで、太田さんが気付いたのは「自分が幸せであると認識することの大切さ」「目の前のことをひとつひとつチャレンジしてクリアーしていくと予想外の景色が見えてくるということ」。それは、仕事をするうえでも共通することだと言います。
「いかに仕事にわくわく感を見つけるか、いいスパイラルを作っていくかは結局は自分の意識の持ち方次第なんですよね」

その後、質問コーナーへ。

Q.負けを知らず、自分の意見を言えば周囲がついてくるようなトップレーサーだった時代から一転し、周囲のご家族も苦労されたでしょうし、太田さん自身が周囲の方々に辛く当たってしまったこともあると想像されます。自分が置かれた環境が大きく変わり、周りとの関係はどうなってしまうのかなど、どのような葛藤がありましたか?

A.レーサーはわがままで妥協しないところがありますが、かといって相手に求めるからには自分自身も妥協しないでやるということはあります。時間がかかる療養は最も僕に向かないものだったかもしれません。でも、リハビリや医師、看護師さんたちがチームのクルーに思えてきて、もっとこうしたらよくなるんじゃないかと求めていたように思います。ですから、周囲にいた人たちは大変だっただろうし、妻は最も大変だったと思います。でも、自分がよくなりたいという気持ちをもっていれば、そして結果がそれについてくれば、最終的には一緒に頑張ってくれた周りの人たちも応援してくれるということはあるのじゃないでしょうか。

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<参加者の声>

 新任幹部社員研修・人間力講座

<講座内容についてのコメント>
・ 太田氏の事は以前から知っていた為、生々しい体験談が聞ける場はとても貴重な体験であった。
・ 新たな気づき、視点を理解出来た。
・ 周りを少し見渡せば色々な気づきが発見出来る事を教えて頂いて大変有意義であった。
・ すさまじい経験に裏づけされたお話にはとても説得力があり、心に響いた。
・ 同じ経験は出来ないが、少しの時間でも同じ空間で直にお話しを聞けた事で、何か自分にも少し力をもらった気がした。
・ 全く異なる業種であったが、とても深い話しを聞く事が出来た。
・ 仕事の中でいかに楽しみを見つけ出し、楽しいと考え前に進むか、というキーワードが心に響いた。
・ ダメになったから、簡単に諦めてしまうという事ではなく、一生懸命にやってダメなら一旦全てをリセットして新しい考え方でやってみれば良いのだという事に気づかされた。
・ 事故の後、自分の生きる価値、目標を失った後、いかに自分のマイナスの部分を把握し、それを前向きに捉えてハードルを乗り越えたか。その気づきなど非常に参考になる内容であった。
・ 周りや過去と比べてマイナスになってしまってもゼロには戻れる、そこからチャレンジしていく事で喜びを見出し出来る事を見つける楽しさが出るという内容に共感を持つ事が出来た。
・ 人間は弱いものであるという再認識のもと何が出来るのか何をしていくのかという内容がとても参考になった。
・ 話を聞いて太田氏はやはり特別な人だと感じた。
・ 大事故を経験してから太田氏の気づきについては1つ1つが心に感じる所があった。
・ 「先が見えなくて当たり前、見える人生なんてたいした事は無い。キリが深い時でもボンネットの先は見えている。一歩ずつに進めば良い」という言葉には大変勇気づけられた。仕事をする上での今後の基軸の一つとしたい。
・ 自分にとって当たり前と思っている事を再度見直すきっかけが出来る講演だった。

<講師についてのコメント>
・ マイナスの思考がマイナスのスパイラルを生む事、困った時には一度原点に立ち返る事の重要性等気づきが沢山あった。
・ 飾った言葉ではなく、自分の言葉や表現で伝えていただいて心に届いた。
・ 色々な気づきを経て立ち直っていく過程が印象的であった。
・ とても活力のある方で刺激を受けた。
・ 言葉1つ1つに重みがあった。
・ 生きる事の中で自分の立ち位置を見出した事を分かり易く表現されていた事や、前向きになる自分を応援している自分を大切にされていた気持ちが伝わってきた。
・ 大変満足である。
・ 是非またお話を聞きたいと思った。
・ 周りの方の支え、そして支えられるために前向きに行動した事が明るく語られており、人を引き付ける魅力を感じた。
・ 決して強調する口調ではなく、心に響いた。
・ 人間らしい対話で非常に頭に入りやすかった。
・ 普段聞けない話しを聴けた事が有益であった。
・ 著書を読んでみようと思う。

<講演の中で心に残った言葉やキーワード>
・ 客観的に自分を見る。
・ 考え方を変えて原点に戻る。
・ 視野を広げると必ず先が見える。
・ スタート地点は自分が決める。
・ 他人と比較する前に自分と折り合いをつける。
・ ゼロからのスタート。
・ 先は見えないのが当たり前。
・ チャレンジできる素晴らしさ。
・ 何もしないで損をするのは自分である。
・ 出来る、出来ないは重要ではない。出来る事を探す事が大事。
・ 無理、無駄だと思う事でもやってみると何か見える。
・ チャレンジしつづける事で周囲もついてきて人が集まる。
・ 生きるのはつらい事。
・ 仕事の中に楽しみを見つける。
・ 物言は前向きに考える。
・ 体がダメージを受けると心もダメージを受ける。
・ 生きている(生かされている)、意味を知る(考える)事。
・ わくわく感の中で仕事をする。
・ 無駄だった事が無駄じゃなかった。
・ 自分が好きではなく、向いている事をした方が良い。
・ 人は移動する事が楽しいと思うDNAを持っている。
・ 本当に人生が終わると思ったらやれる。
・ 77冊中の4冊が有益な本であった。

以 上




     
太田哲也講演風景 太田哲也講演風景 太田哲也講演風景
     
太田哲也講演風景 太田哲也講演風景 太田哲也講演風景
     
太田哲也講演風景 太田哲也講演風景 太田哲也講演風景
     
太田哲也講演風景 太田哲也講演風景
     





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講演に来てくださった皆さん、誠にありがとうございました。

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