アルファチャレンジ東北シリーズ Rd.2 6月24日(日)仙台ハイランド 太田哲也、今季第2戦をラジアルクラス1位にてフィニッシュ! ◆ アルファロメオチャレンジ東北シリーズ第1戦 予選・決勝24日 宮城県・仙台ハイランド 決勝 天候:晴れ コース状況:ドライ 6月24日、仙台ハイランドでアルファチャレンジ東北シリーズ第2戦が行われ、太田哲也選手が総合3位、クラス優勝を飾りました。太田選手は、今季TEZZO ALFA GTをレースクラスから市販車ラジアルタイヤクラスに改造し戻して参戦しています。初戦となった前戦では総合優勝を果たしたものの、まだ車輌は改善の余地はあります。今回は足回りを若干柔らかめにセッティングにして臨むことになりました。 太田選手のラジアルクラスでの参戦には理由があります。昨年、「40歳になったらサーキットを走ろう」と呼びかけTEZZO RACERS CLUB(通称:太田哲也とオヤジレーサーズ)を立ち上げた太田選手。「モータースポーツの裾野を広げ、今後もさらに社会人を増やして日本のモータースポーツ文化の発展に尽くしたい」と語ります。そうして集まったメンバーのお手本となるべく、自らもラジアルタイヤでの参戦を始めたのです。 久しぶりに晴れ上がった東北シリーズには、2年連続2輪チャンピオンで今年3月テスト走行中に転倒し骨折した伊藤真一選手も元気そうな姿をみせました。伊藤選手が太田選手のピットを早速訪ねると、「おーー、しんちゃん元気になった?」と太田選手。ふたりはガッチリ握手をかわしました。すると伊藤選手は、「今回は、太田さんにあわせて僕もラジアルタイヤ仕様に車を作ってきましたよ!」と宣言。 予選は、伊藤選手がクラス1位(総合3位)、太田選手が2位(総合4位)につけます。このままどんな決勝レースになるのだろうかと楽しみにしていると、決勝は伊藤選手のアルファ147GTAがドライブシャフトの故障により1周目でリタイヤを余儀なくされてしまい、前をいく改造無制限のレースクラスの今井選手と斎藤選手を太田選手が追う展開となり、そのままクラス1位(総合3位)でフィニッシュしました。 一方、「太田哲也とオヤジレーサーズ(正式名称TEZZO RACERS CLUB)からメンバー30名のうち6選手が参戦。初めての参加となった浦嶋選手と赤津選手は、「無我夢中とはこういうことを言うんですね!」と口を揃えて言い、顔は真っ赤のゆでダコ状態。緊張感と高揚感がとても伝わってきました。次はアルファチャレンジに挑戦したいと語る布井選手は「いままで普段運転していてこじっている癖があるのがわかっていたのですが、それを直すヒントをきょう感じることができ進歩できたうれしさがあります」と笑顔。また、今回はステップアップしてアルファチャレンジに参加したメンバーもいました。中村選手は、前をいく選手を追いかける好レースを展開。レース後は、はじめてのバトルに開口一番「興奮しましたよ!」とひとこと。はじめてのアルファチャレンジ参加となった廣畑選手は「今回3回目の参加でアルファチャレンジにも挑戦しましたが、発見や驚きがあり、太田さんがいつも教えてくれていることがわかるようになってきました。太田さんにはタイヤを見て、『攻めこむことができるようになったね』と言われ、うれしかったけどまだまだ勉強することが多いと感じています」と振り返りました。そして、式場選手も太田選手と同じクラスで健闘。結果は、AR150-1クラスで式場選手が2位、またAR-150-6クラスで中村選手がクラス1位、廣畑選手がクラス2位に入りました。 ======== 太田哲也コメント 「ラジアルタイヤを履いて今年は参戦しているが、サーキットと一般道の両方に合うバランスを見つけてセッティングしていくのが目標だ。そうして、日ごろ使っている自分の車でサーキットを楽しむ人を、これからさらに増やしていきたいと思う」 取材・文/隠岐麻里奈
伊藤真一選手がピットにくると、「しんちゃん、心配したよ。元気?」と太田さん
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