富士通テン「人間力セミナー」にて太田哲也が講演しました
日時:1月17日(水)18:10〜20:00
主催:富士通テン/富士通経営研修所
場所:富士通テン本社
テーマ:「目標を定めて走り続けることの意味〜KEEP ON RACING」
参加者:富士通テン従業員希望者 約200名 |
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カーオーディオやカーナビ、スピーカーなどを製造する富士通テンさん。この日は、偶然にも1月17日。震災記念日でした。富士通テンさんのある兵庫地区は震災でも最も打撃をうけた地域のひとつ。従業員で亡くなられた方もいると聞き、改めて考えさせられました。
昨年、富士通さんにて講演を行ったときに卵形の独特な形状のスピーカーを観て「これは、なんですか?」と好奇心旺盛にたずねた太田さん。そのひとことが、今回の講演会の発端となりました。クルマ、音楽好きが従業員に多いというだけあって、太田さんの講演を楽しみにしている方も多かったそうです。お昼すぎに公開したところ、申込初日に100人を越える方から申込があり、当日は会場いっぱいに200人以上の方が集まりました。
「生きる最大の喜びは、なんのために生きているのかがわかったこと。本を読んで手紙をたくさんもらい、みんなが一歩前に進めるための原動力となれた。人にいい影響を与えられることは素晴らしいことだし、わがままが美徳とされるレーサーだった僕でさえ、こんな気持ちになれた。だから、KEEP
ON RACINGのチャレンジ精神を全国に広めたいと思っているんです」
講演会終了後に担当者の皆さんと懇親会を開いていただいたあと、入り口に向かうと、そこには太田さんを待つ社員の方たちがいました。皆さんの笑顔が印象的でした。
レポート/隠岐麻里奈
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【主催者の声】
「個人的には第2の人生をどう生きるかというテーマが響きました。大変な状況から脱した人の気持ちを無下にせず、経験を自分に取り入れていきたいと思いました」(取締役 経営企画本部長 生産本部本部長 小倉通孝さん)
「これまで富士通テンで行った講演会では、楽しいテーマが主でした。でも、きょう太田さんが淡々と話されている深いテーマのお話に考えさせられました。太田さんの人柄や前を向いている姿勢にエネルギーをもらい、輝きを肌で感じました」(経営企画本部・人事部担当部長 後藤俊樹さん)
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「私には6歳と11歳の子どもがおります。話を聞いて、週末は家でぐたっとするのではなく、やはり輝く姿をみせなければと思いました。子どもからみて立派なおとなが少ないというお話がありましたが、社会全体で輝くおとなを増やさないといけないですね」(経営企画本部 人事部 糸井川睦さん)
「太田さんは、男前でオーラがあります。太田さんが求めたからこそ今があり、ご本人はご苦労されたことを言われませんが、ものすごい努力があって今があるのだと思います。私は太田さんが沼津工場で講演されたときに話を聞き、ぜひ富士通テンでもやってほしいと思いましたが、私が感じたものが従業員のみんなにも受け入れられるのか、感性が通じるのか正直いって迷いました。いつもは笑いの多い講演会だったのでシリアスな内容はどうだろう?と思いながらきょうを迎えました。でも、みんな熱心に聴いてくれ、ほんとうに大成功! でした」(内海さん)
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【太田哲也コメント】
「震災記念日にこうしてみなさんと会うことができ、考えさせられるとともにうれしく思っています。僕は、クルマの開発者と話す機械が多いのですが、すごくみなさん謙虚で意見を真摯に受けとめる。また、開発主査と話すと「頭がいい人ほどできない理由をみつけてくる」と言われることがあります。考えるよりもやってみることが大事。それはジャンルが違っても同じはず。きょう富士通テンのスピーカーを聞いてその性能には驚きました。ターボのようにグワンと入るのではなく、スーッと音が立ち上がってくる。こういういいモノをマニアだけじゃなく、一般ユーザーにも広めるため皆さんには頑張ってほしいと思います」
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