大東市第58回人権週間記念のつどいにて太田哲也が特別講演をしました。
日時:12月10日(日)14:00〜15:30
講演:大東市市制施行50周年記念事業 第58回人権週間記念のつどい
主催:大東市・大東市教育委員会、ヒューネットだいとう、大東市人権擁護委員会
場所:大東市立市民会館 大会議室
テーマ:「生きることにチャレンジし続けよう〜レーシングドライバー太田哲也 復活への戦い」
参加者:一般 約400名 |
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1948年12月10日に「世界人権宣言」が国連総会で採択されました。この日を「世界人権デー」と定め、日本ではこの日を最終日とする12月4日〜10日の1週間を「人権週間」と定め人権意識の高揚を図る活動が全国各地で行われています。
市制施行50周年を迎える大阪府大東市の記念事業、そして人権週間の特別講演の取り組みとして太田哲也が招かれました。市内の学校や、また大東市外でも告知などを積極的に行い、当日は会場に立ち見が出るほどたくさんの人が集まりました。
テーマは「人権」について。太田さんは人権について次のように話していました。
「人権ってなんだろうって考えたら、命ということに結びつくのだと思う。いま、自殺が問題になっているけれど、自分の命を絶つということは、自分を殺すだけでなく家族や友とのつながり、そういう人の夢や希望を壊してしまうことになる。自分自身もそうだったけれど、妻から繰り返し言われた『私たちのために生きて』という言葉には意味があると思う。自分に生きなきゃいけない責任があるのかな、という気持ちになったから」
質問コーナーでは、「黒いマントの男の話が印象的でしたが、最近はどんな夢を見ましたか?」と聞かれて、「きょうは新幹線移動中に女性に囲まれている夢をみました」といって笑いを取る場面もありました。
また、「私は視力が落ちてしまい、サングラスと杖をついて外へ行くのに勇気が必要です。太田さんはどうしてましたか?」という質問に対しては、「僕も1ヵ月間、まぶたが縫いとじられていた時期がありました。僕のリハビリを担当していた先生は盲目だったのですが、その先生に『太田さん 花見に行きましたか?』と言われたんですね。実際、子どもたちと行ってみたら風の匂いや花びらの感触を感じて、見えなくても間違いなくそれは花見でした。自分の思い通りにいかないことも多いけれど、外に出て喜びをみつけてみたらどうでしょうか」
レポート/隠岐麻里奈
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【主催者の声】
啓発推進課:藤原成典さん
「大東市が主催する人権週間の啓発事業を担当することになり、かねてから太田さんの前向きな生き様に共感を感じていたことがきっかけで、今回お願いさせていただきました。「人権」というと硬いイメージを抱かれる方がありますが、「KEEP
ON RACING」の活動を通じて太田さんが伝えておられる命の尊さや生きることの意味、チャレンジすることの大切さなど、まさに私たちが人権を考えるうえで最も基本で大事なことだと思います。 |
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「人権を尊重する」ということは、自分の存在が尊くかけがえのないものと思えること、つまり自分の命を大事にできることだと思います。そうすればきっと他の人の命も大事に思えるようになり、互いに認め合って生きていくことに繋がるのだと思います。太田さんの講演に多くの方が集まっていただき、意義のある講演会ができたことをうれしく思います」
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【太田哲也コメント】
「自分の話すテーマと『人権問題』とが、深く結びついているということは、今回僕にとっても発見であり、新鮮な視点が生まれました」
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