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【講演レポート】6月3日富士通周辺機椛27回創立記念日にて太田哲也が講演を行いました。

○日時:2011年6月3日(金)
○場所:兵庫県三木市文化会館
○主催:富士通周辺機
○参加者:全社員約800名
○テーマ:「KEEP ON RACING〜絶望からの再生。チャレンジする素晴らしさ〜」

 富士通製品の開発、製造などを行っている富士通周辺機鰍フ創立記念日の特別講演で、太田哲也が講演を行いました。
 この日は、朝から全社員が集まり、社長のご挨拶や各事業部からの成果発表などが行われていました。
 お昼をはさんで、午後からいよいよ太田さんの登場です。
 兵庫県には何度も来た事がある太田さんですが、会場となった三木市は現役時代の先輩ドライバー片山義美選手がいた場所でもあり、久しぶりの来訪となったそうです。
 講演では、逆境からの立ち直り、社会復帰、仕事ができることの喜び、そして「プロフェッショナル」として何が大切かというテーマに沿って話しました。
 事前に講演担当の方より「働けることや働く環境について与えられて当たり前だと思ってしまうと、会社への不満がどうしても口に出てしまい、自分がどう貢献するかに考えが及ばない社員が目立つ。そのことに気付けるキッカケを与えてもらいたい」とお話がありました。
 太田さんは、レーサー時代のエピソードにたとえ、「速く走ろうとしないことが大事。 自分だけが目立ってもチームとして結果が出なければダメ。チームの弱い部分を補い、弱いところを指摘し、改善していくことをチームに提案する。そういう考えがチームに広がればチームは強くなります」と語りました。

 講演後には、質疑応答が行われました。中には、太田さんがプロデュースするチューニングブランド”TEZZO”のパーツを装着しているという方から、「開発についてのこだわりをどこに置けば良いのか」という質問もあり、場内は盛り上がりました。

Q.失敗してしまうと消極的になってしまいます。挫折からプラスに変えていく気持ちの転換や言葉があれば、教えていただきたい。

A.実は僕もすごく落ち込んじゃうタイプです。でも、「ゼロリセット」「チャレンジ」といったことを思い出し、自分を奮い立たせる努力をする。自分のためだけには頑張れないこともあるけれど、最終的には、自分が生まれた存在意義を考えたり、社会への影響、何が残せるのかを考えている。皆さんも自分の視点だけではなく、「ユーザーのため」「会社のため」といった客観的な視点で自分を見ると勇気
が湧いて来ると思います。

Q.事故後、車に乗ってみようと思ったキッカケは?

A.医師からは、福祉車両に乗ればいいと言われていたけど、それじゃあ駄目。行動しよう、何をしようかと考えた時に、そこに「クルマ」というモノがあったことが大きかったかもしれない。車は単なる機械ではなく愛馬の様な存在で、その中に乗りたい、動かしたいという気持ちだった。歩くのが苦手でもクルマに乗ることで自由が手に入れられたことが大きかった。


【主催者の声】
「今回、リクエストとして太田さんの事故からの復活劇と、『プロ意識をもつ』ことの大切さをお話い」いただきました。とくに、打合せで伺ったプロとしてお金をもらう心構えと意識、レーサーとしてチームにどう貢献するか、そのために準備として何をするかということをお話いただけたことがよかったです。希望通りの内容で、大変満足しています。ありがとうございました」(担当:大植様)




【参加者の声】
<講演で心に残った言葉>
○「ゼロにリセットする」なにかがダメになったときにマイナスになったと考えるのではなく、今からプラスになれると考えられる言葉だと思います。
○今できることをやって、その先にまた何か新しいことが見つかる、気づきと選択の繰り返しで自分が進化する
○「チャレンジ」「チーム力を上げる」「生きることはつらいこと」
○自分の欲しいものをつくる。 言葉で理解する事は簡単だが実行するのが難しい。
○チームを盛り上げる。 自ら挑戦する。
○ゼロからのリセット
○スタート地点。「ゼロ」からのスタートだと思えば何でもできる。

<気づき、実践してみたいこと>
○前が見えなくなったときに、見えないから無理となるのではなく、見える範囲で少しずつ進むことも一つの方向だと気づけました。
○今日、リセットして明日からチャレンジする私に変わっていこうと思います。
○自分ができることを考え実践する。チーム力を自分達のものさしで限界を決めず、個々の力を結集/レベルアップさせチーム力をあげたい
○主観で自分を見ていても変わらない。客観的に見る。「何を求められているのか」を考える。
○生きる意味はわからないが、生きることはつらいことである。身の回りを見れば小さな幸せ、プラスに考えられるものが必ずあるのだと思う。
○「変化しつづけること」という言葉は会社でも言われています。この言葉の重要性を再認識しました。

<講演の感想>
○職種の違うお話でしたが、私達が目標とする「プロフェッショナル」の1つの形を教えていただいたと思います。
○人は心の中を他人に話したりしない気がする。私もそうだと思います。けれど本当はいろんな気持ちを誰かに伝えたかったりするんですね。
○映像や講演で伝えきれないほどの苦痛や喜びを感じてこられたと思います。これからも変化(成長)し続けてもらいたいと思う。
○講演を聴いてなるほどと思ったり学ぶことがたくさんありました。自分の悩みが小さく見え、気が楽になりました。これからの人生に生かしたいと思う。
○勇気や元気をもらいました。私は日ごろ小さな達成感や喜びを感じながら仕事をしていますが、回りの人達と達成感を共有できたらすばらしいと思いました。
○すごく良いお話を聞かせていただきました。大変な苦労があったと事と思います。つらいことがあった時には、みんな大変な思いを乗り越えているんだといことを思いました。

以 上







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講演に来てくださった皆さん、誠にありがとうございました。

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よろしくお願いいたします。


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