杉並区立高円寺中学校「卒業を祝う会」にて太田さんが講演を行いました。この会は在校生が卒業生にメッセージや贈り物を送る会が1部。2部は、PTAの保護者の方々が卒業生に講演をプレゼントするのが慣わしなのだそう。今回、中心となってこの会を企画されたPTAのおふたりが、「太田さんがいい！」と偶然にも意見が一致し、記念講演が実現しました。

杉並区といえば、太田さんが通っていた母校の近くです。冒頭で「高校時代によく来ました。高円寺の喫茶店とかなつかしいですね」と太田さん。その後は、新しい環境に巣立っていく卒業生たちにメッセージが送られました。

「新しい環境に入っても、同じグループだけで固まったりしないで、出会いを億劫がらず何でもチャレンジしてみてください。もしかしたら、いやな人もいるかもしれない。いやなこともあるでしょう。でも、ハードルを越えれば、きっといいことがあるはず。面倒くさい、無理、という言葉を口にしないで、チャレンジしてチャンスにたくさん出会える毎日を送れば、社会に出たときにきっといい仕事ができるはず。大人になったら過去を振り切ることはなかなか難しいけど、君たちはまだ若いんだから恥をかいても大丈夫。そうやってチャンスに常にめぐり合って、素晴らしい人生を歩んでください」（太田哲也）

その後、質問コーナーへ。

Q.太田さんのいまの夢はなんですか？

「モータースポーツやクルマ文化を広めること。それからみんなが今日僕の話を聞いてくれ、君たちがいつか思い出してくれたらうれしい」

1週間後に卒業式を迎える卒業生たちですが、終わった後の集合写真で、みんな笑顔が印象的でした。

卒業おめでとうございます。


☆高円寺中学校・杉山校長☆
「すばらしい講演でした。まさに、僕が生徒たちに訴えていることでした。僕は、ピンチこそチャンスだと思うんです。追い詰められた時に、自分で考えて工夫する程強いものはない。太田さんのお話は、その連続でした。また、印象的だったのは、最後に生徒が「太田さんの夢はなんですか？」と聞いたときの答え。自分が輝くだけじゃなく、他人を輝かせることがステキなことだとおっしゃられたのは、よかったです。共感するとともに、実感としてすごく身にしみました。それから、レースは理論を積み上げていくということも興味深かったです。教育もそう。10個の手法を考えて、1個がダメなら他のもでいく。そうした手法は通じるものがあるのだなと思いました。ところで、太田さん50歳なんですか？！　お若くてびっくり。私と4歳しか違わないんですね…」

☆参加者の声☆
１：あなたは今、何をしている時に自分らしく生きていると感じますか
２：あなたは将来、どんな仕事をしたいと思っていますか
３：今回の太田哲也氏の講演会で一番心に残った言葉を教えてください
４：講演を通じて、どんな気づきがありましたか？また、実践してみたいと思ったことはありましたか？
５：太田哲也氏へのメッセージ、講演の感想などをお書きください


１：学校にいるとき
２：まだ定まりません
３：「チャンスの女神」「面倒くさいと避けていてはチャンスは来ない」
４：チャンスの女神にあたりに行く
５：今回の講演で、全く新しい考え方をすることが出来るようになりました。なかなかやる気になれなかったりしましたが、今後はやることにしっかりと向かって行けると思います。ありがとうございました。
（２年生男子）

１：友達と遊んだりして楽しんでいるとき
２：まだ決まっていません
３：「面倒くさい」とか「無理」という言葉を口にしなければチャンスの女神が降りて来る
４：無駄なことが大切だと気が付きました
５：僕が心に残ったことはチャンスの女神の話です。話を聞いて、いままでの自分を振り返ると、「めんどうくさい」とたくさん言っていたことに初めて気づきました。だから、これからはチャンスの女神が降りてくるようにがんばりたいです。
（２年生男子）

１、好きなことをしているとき
２、わからない
３、自分も中学生の時は将来の夢なんて無かった
４、自分らしく生きているなんて考えたことがなかったから、これを機に自分を振り返ってみたいと思った。
５、今日は話をしてくださってありがとうございました。これからもがんばってください。
（３年生男子）

１：歌っているときや、寝ているとき
２：保育士
３：無駄は無駄ではない
４：自分には目標があるので、その目標に向かって諦めないで進みたい
５：チャンスの女神はいるということに驚きました。
きっと何かを目指しているときにチャンスの女神が来るのだと思います。そのチャンスの女神はきっと多くの試練を出して来ると思いますが、それに負けず真っ直ぐにめざしているところへ向かうことができたらいいと思いました。私もそうなれるように頑張っていきたいと思います
（２年生女子）

１：得意な習字をしているとき、友達と話しているとき
２：できれば、自分の特技が活かせる仕事
３：「面倒くさい」「無駄」そういうことを言っているとチャンスの女神は来ない
４：チャンスの女神が来るように、マイナスの言葉は言わず明るく前向きに物事に接していきたいです
５：本日はお忙しい中、高円寺中学校に来て講演をしていただきありがとうございました。
私はチャンスの女神が来てくれるように前向きに物事に接して行きたいです。太田さんは今の自分に自信がありますか？これは校長先生が使う言葉なんですが、いろんな困難に向き合った太田さんに是非聞きたいです。
（２年生女子）

１：サッカーをしているとき
２：サッカー関係の仕事
３：チャンスを掴む
４：太田さんはすごくレーサーとしてのプライドを持っていて、ライバルに負けたくない気持ちがすごく僕に伝わってきました
５：僕は太田さんのような、すごくカッコイイ行き方に憧れているので、今回の講演で聞いた言葉を忘れずにこれからに活かしていきたいです。
（２年生男子）

１：勉強や運動がうまくいっている時
２：わかりません
３：興味を持たない人にチャンスは来ない
４：先の見える人生は無い、というあたりまえのことをあらためて気付かされ、何かあっても、あきらめず生きていこうと思いました。
５：太田さんのお話を聞いて、少しこの先の人生を生きていく自信を貰ったような気がしました。ぜひ太田さんにはこれからもこのような活動を続けて欲しいです。
（３年生男子）


１：自分の好きな野球をしているとき
２：コンピュータのプログラミングなど
３：チャンスの女神
４：自分にできると言い聞かせること
５：自分は日大二高に行く予定なので、太田さんの後輩になります。僕も太田さんのように夢に向かって生きていきたいです。
(３年生男子）


１：友達など気兼ねなく話をしているとき
２：自分が満足でき、人の役に立てるような仕事
３：チャンスの女神
４：何でもすぐに無理などと言って面倒がらず、何事にも挑戦してみたい
５：今回は貴重みお話をしてくださってありがとうございました。太田さんのおかげでこれから違った見方、生き方ができると思います。
（３年生男子）


１：スポーツ
２：スポーツに関わる
３：見える未来なんてない
４：勝利の女神に来てもらうために「めんどうくさい」などは言葉に出さない５：僕は嫌なことが重なるとよく「面倒くさい」と言ってしまいます。これからはできるかぎり言わないようにしたいです。
（２年生男子）

１：いろいろあるけど、好きな絵を描いているとき
２：イラスト関係（マンガ家、イラストレーターとか）
３：チャンスの女神
４：なるべく「めんどうくさい」と言わないようにしてみたいです
５：あんな大事故があったのに、また車に乗ることを選んだのはすごいと思いました。私だったら、絶対トラウマになると思います。チャンスの女神のことは信じてみたいです。
（２年生女子）

１：絵を描いているとき
２：まだ決まっていません
３：簡単に答えを出さずに、まず行動してみる
４：講演を通じ、私も「むり」や「めんどうくさい」と言わずに何事にも挑戦してみようと思いました。
５：今日の講演とても感動しました。ありがとうございました。私はまだ将来について決まっていませんが、焦ってしまう時や困るときはこの講演を思い出しながら少しずつ将来の夢を探していきたいです。
（２年生女子）


１：好きなことをやっているとき
２：ダンサー
３：チャンス
４：私はほとんど毎日「めんどうくさい」「無理」などと言っているので、今日から絶対言わないようにしたいです。
５：太田さんがお話していただいたこと、すべて心に残りました。太田さんが教えてくれたことを胸に、生きていきたいです。今日はお忙しい中、ありがとうございました。
（２年生女子）


３：奥様が太田さんに「自分の為ではなくて、家族の為に生きて！！」と言われて、痛みに耐えることができ自殺も思いとどまった、という言葉が涙が出るほど感動しました。
４：太田さんが「チャンスの女神」のお話をしてくださいましたが、私も今では３人の娘の親ですが、今だに、時折子どもが「○○やってみようかなぁ」というと私は「あー無理無理！！」って言っているときがあったなぁーと反省させられました。子どものそして自分の為にも、「チャンスの女神」を逃さないようにやっていきたいと思います。
５：１９９８年５月３日の事故の映像は主人が車関係の職場に就いている影響で、たまたまその日レースをテレビで観ていたので、本当にびっくりしてしまいました。でも、２３回の手術を辛いリハビリに耐えて今がある太田さん。本当に「お帰りなさい」私も、最近更年期で心が折れそうになることが多々あるのですが、今日太田さんのお話をうかがって、自分が笑えば家族も笑顔でいてくれるので、笑顔の絶えない家族を目指して頑張っていきたいです。
(一般４０代女性）