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磐城共立高等看護学院「卒業記念講演」にて太田哲也が講演を行いました

日時:2008年2月29日
主催:磐城共立高等看護学院
場所:磐城共立高等看護学院
テーマ:「絶望からの再生〜心を治してくれたナースへ〜」 

参加者:在校生1〜3年生、教職員、OB看護師 約150人






 看護職はじめ専門職をめざす学生さんたちは、早くから社会との接点をもつせいか、職業意識の高さをいつも感じます。そのために早くから壁や悩みにぶつかることもあるようです。事前に先生方から聞いた話で印象深かったことは、「夢を描いて学校に入ってきたけれど、現実を知り悩んだり、自分には向いていないのではと迷っている学生たちもいます」ということでした。

今回の太田さんの講演は「プロフェッショナル」として接してくれた看護師さんのエピソードが語られていきました。じっと手を握って「辛いわよね」と言ってくれた婦長さん。日頃は優しい態度で接してくれた担当看護師さんが、自殺をはかった患者をみて言った「病院で死のうとするなんて甘いわよ」という言葉が自分に突き刺さったこと。人間として扱ってくれる実感がもてると心が救われたこと。振り返ってみて、当時辛い時期を接してくれたナース全員に感謝していること。

磐城共立高等看護学院には、篤子さんの中学時代の同級生が先生として勤務されていて、そういうご縁があって今回は篤子さんも講演会に立ち会いました。太田さんは、そのせいか講演前はいつもよりも緊張していたようです。でも、実際にはじまると「みなさん、かわいらしいですね」という太田さんの挨拶に、ドッと会場が沸き、そこからはいつものペースを掴んだようでした。

太田さんが真剣に話せばじっと耳と傾け、太田さんがユーモアを交えて話せば笑いが広がる。そんな反応がダイレクトに伝わる講演会でした。
余談ですが、質疑応答コーナーでは、篤子さんがいる前で「奥様との出会いは?」と聞かれ、照れていた太田さんでした。

最後に学院長のおっしゃっていた言葉をご紹介します。「きょうの話を聞き、磐城にいてよかったと思うことが増えました。毎年こうして講演会をしていますが、きょうは居眠りしている学生がひとりもいませんでした。先生の話はとてもわかりやすく、心というか魂に響くものでした。プロフェッショナル、という言葉は私も大好きです。太田先生のお話を聞いて、“プロ”の姿勢や信念は通じるものがある。イチロー選手もこういう方なんじゃないかと想像しました。きょうの話を心にとめて3年生は現場に出てほしいと思います」

取材・文/隠岐麻里奈




【主催者の声】

※先生方よりお手紙をいただきました。抜粋してご紹介させていただきます。

「先日の卒業記念講演においては、遠路お越しいただき、感動的なお話を伺うことが出来ました。今回、太田先生に直接お会いしお話を伺うことから得られた感動は、本当に大きなものであったと実感しております。講演終了後も、先生が遭遇した事故の激しさ、授傷の重大さ、生還するまでの壮絶な戦いのひとつひとつを、ふとした時に思い出し、すごい人生を送っている先生から直接話を聞くことができたことに感動しております。卒業生はじめ在校生は、今後いろいろな課題に遭遇すると思います。今回の講演で先生が示されたパワーとメッセージを学生が自分なりに咀嚼しており、今後の人生を送るうえで多くの力になると考えております」

(磐城共立高等看護学院 教務主任 橋本澄子先生 担当 鈴木初子先生)



【太田哲也のコメント】

「みなさんの感想をすべて読ませていただきました。プロフェッショナルという言葉、自分を客観的にみる、という言葉に反響が多く、うれしく思います。人のためになにかをしようと志しているみなさんはすばらしいと思います。大変な仕事だと思いますが、未来のみなさんの患者さんにかわって僕からありがとう」


   
会場を下見する太田さん 講演前に先生方と打ち合わせ。 先生方の本にサイン
「みなさん、かわいらしいですね」のツカミで会場大うけ 前列に座った3年生は、卒業を控えている時期もあり、本当に真剣に聞いています 先生方は、太田さんの言葉すべてをメモしているようでした
学院長から「壮絶な体験をされて神の存在についてどう感じられましたか?」と質問がありました


「奥様との出会いは?」と質問され、照れに照れまくる太田さん

「言葉の裏に重みを感じました」と鈴木先生

花束贈呈 サイン会〜〜
お手伝いいただいた先生方
学生たちには『生き方ナビ』が人気でした
「TEZZOジャンパーを着てゴルフGTIに乗ります」と先生 背中にサイン!
終わった後に校長先生と 担当鈴木先生が乗るゴルフGTIに太田さんがいたるところにサイン アルファロメオ159を囲んで



159とともに記念写真 お見送りしてくれました
追いかけてくる男子学生たち 篤子さんとちづ先生。学生たちの先生をしているちづ先生と篤子さんは、中学校時代の同級生!





「絶望の中にいる人に、小さくても希望の光をさすような言葉を投げかけたり、気持ちを伝えたりできる人になりたいと思う」(10代・女性)
「自分を客観的に見て、正しい方向へ自分を持っていけるように努力したい」(20代・女性)
「自分の過去から逃げず、いろいろチャレンジしていきたい」(10代・女性)
「実習で患者への言葉がけが難しかった。でも、言葉じゃなくて手をとってあいづちをうったり、少しの言葉だけでも<思い>を伝えることができる。あまり難しく考えずに思いを伝えることが大切だと思った」(10代・女性)
「勉強は出来る・出来ないではなく、モチベージョン次第。自分はやればできると信じてこれから勉強に励みたい」(10代・女性)
「自分がナースになった時、言葉を選んでコミュニケーションをとっていきたいと思った」(30代・女性)
「辛いことがあっても前向きに生きていこうと思った」(10代・女性)
「小さな喜びを日々実感しながら生活していくことから始めようと思った」(30代・女性)
「困ったり悩んだりした時は考え方を少し変えてみようと思った」(10代・女性)
「悩む前に不安になる前にやってみよう!私は挑戦し続けていこうと思う」(40代・女性)




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講演に来てくださった皆さん、誠にありがとうございました。

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よろしくお願いいたします。


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