鳥取湖陵高校「生きる意味を考える講演会」にて太田哲也が講師を務めました
日時:1月16日(火)10:15〜11:45
内容:「生きる意味」を考える講演会
主催:鳥取県立鳥取湖陵高校
場所:鳥取湖陵高校体育館
テーマ:「KEEP ON RACING〜チャレンジすることの素晴らしさ」
参加者:全校生徒、教職員、保護者、近隣中学生及び教員 約800名
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ある日、鳥取湖陵高校の校長先生から来た1通のメールが講演会のキッカケとなりました。山内校長は太田さんの著書『世界でいちばん乗りたいクルマ』を何気なく本屋で手にしたところ(この時点では太田さんのことを知らなかったとか)、あまりの面白さに暗記するほど熟読し、それがきっかけで現在の愛車であるBMWの走りに惚れてチョイスしたのだとか。「クルマにも人生が感じられるし、なんといっても文章がシャープ」と山内先生。先生はその後、周囲の人たちからも薦めもあり、『クラッシュ』『リバース』『生き方ナビ』も読破。「生徒たちには、ひとりひとりが生まれてきてよかったと思ってほしい。生きることの醍醐味は、他の人のために生きること。そのことに気づいてほしくて、太田さんにお話いただくことをお願いしたんです」
山陰地方は晴れ間がのぞくことはまれで、この日も曇り空がのぞく天候。体育館には6台のストーブが持ち込まれましたが、しんと寒いなか生徒たちはじっと太田さんの話に聞き入っていました。終了後に、わーっと駆け寄ってサインを求めるというよりも、ひとり、またひとりと太田さんの周囲に集まってくるのは、地域性なのでしょうか。クルマに興味がある生徒も多く、クルマ選びの本を手にする生徒たちも十数人いました。
講演が終わり、テレビ局の取材に応える太田さん。
再チャレンジする人、悩んでいる人たちにメッセージを聞かれ、こう答えていました。
「悩んでいる最中は、その悩み自体はどうにもならないし100人いれば100通りの状況や解決方法がある。でも、僕が言えることはプラスをみていこう、ということ。人間は誰しもゼロからゼロまでの期間限定の命。それならば、できないことじゃなくできることを探していくことが大事なんじゃないかと思います」
レポート/隠岐麻里奈
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【主催者の声】
教職員、PTAの皆さんより
「生徒たちと一緒に太田さんのお話を聞けてほんとうにうれしく思っています。人にはそれぞれ障害や躊躇するできごとがあります。でも、自分はダメだと思わずにそのなかで一歩前へ進もうというお話を心に留めて生徒たちには歩んでいってほしいと思います」
「娘が帰ってきて『奥さんがとてもキレイだったね』と言いました。奥様が笑いや笑顔を大切にし前向きに支えてこられた様子にも感銘を受けました。また、太田さんのお話を聞いて子育てが終わった今、自分の生きる意味を改めています」
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「仕事で障害者と接していますが、できることを見つけて作っていくことの過程の大切さを痛感しています。子どもたちにも、自分をどう前向きにもっていくかを知って欲しいし、きっと心に響いているのではと思います」
「向き不向きの話が印象に残りました。経験から見えてくるものの大きさはすごいですね」
「子ども達がいま抱えている問題について、太田さんがさらりと淡々と話されるので、果たして自分が同じような事故にあったら太田さんのように振る舞えるのかと考えさせられました。終わったあと、『チャレンジだ』とさっそく話している生徒がいました」
「本を読んでアマゾン河の流れの話がとても印象に残りました。きょうは生徒たちの様子を見ていましたが、あんなにじっとして全員が聞いていたのは初めてのことです。途中、ひとりだけ体を動かしている生徒がいたので『出るか?』と聞いたら『聞く』と。なにか必ず生徒たちに伝わったと思います』
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【太田哲也コメント】
「生徒たちも先生方も寒いなか熱心に聴いてくれ、僕がやってきたことの意味があると改めて感じることができました。地方の就職の大変な状況などはじめて聞くこともありましたが、生徒たちには将来に夢をもって進んでいってほしいと思います」
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